”脱サラして好きな事をして稼ぐ”というのは、サラリーマンなら誰もが憧れる働き方ではないでしょうか。
そんな脱サラ後の働き方の中で、蕎麦屋を始めるという人ってよく聞きます。
しかし、残念なことに脱サラ後に開業した蕎麦屋が、上手くいって大繁盛・・・なんて話にはなかなか出くわしません。
一体なぜなのか?
なぜ脱サラして始めた蕎麦屋は失敗してしまうのか?
本記事では脱サラ後煮始めた蕎麦屋が失敗する原因に切り込み、失敗しない脱サラへの対策を明らかにすると共に、より安全な脱サラ起業の道筋を示します。
この記事は、サラリーマン時代に新規ビジネスの立ち上げを経験し、自らも脱サラ起業を2度失敗。3度目で成功した経験を学んできた三浦ふみゆきが、30代以上のオトナが起業する際に必要な本質を分かりやすく解説します。
脱サラ蕎麦屋が失敗する原因をしっかりと学んでいただき、あなたが起業する際に決して同じ轍を踏まないようにして下さい。
脱サラして蕎麦屋を始めたいけど、どう?
そんな事を考えてこの記事に来られた方の為に、失礼を承知の上でまず申し上げます。
止めておきましょう
脱サラ後に得られる自由な時間。
そしてどれだけ頑張っても変わらない毎月の給料と違い、無制限に稼げるようになるという人生の主導権を、わざわざ全力で投げ捨てるような事はしない方が良いです。
自ら死地に赴くことはありません。
本記事にてその根拠をご説明しておりますので、是非最後までご覧になってください。
脱サラして始めた蕎麦屋が生き残る可能性
まず最初に、脱サラした蕎麦屋がどの程度生き残るのか?というリアルを、客観的な数字で把握しておきましょう。
2022年度版の小規模企業白書(中小企業庁)による『業種別の開業・廃業率』では、
”飲食サービス業の廃業率”は5.6%
と全産業で最も高い数字が出ています。
また、同時に開業率も17%と非常に高い数字である事から、飲食業界は開廃業が非常に活発な産業であると言えます。
業種 | 開業率 | 廃業率 |
宿泊業、飲食サービス業 | 17.0% | 5.6% |
医療、福祉 | 4.0% | 2.3% |
運輸業、郵便業 | 3.2% | 2.3% |
卸売業 | 3.1% | 3.1% |
学術研究、専門・技術サービス業 | 5.4% | 3.5% |
教育、学習支援業 | 5.3% | 2.6% |
金融業、保険業 | 3.2% | 4.0% |
建設業 | 5.0% | 2.9% |
鉱業、採石業、砂利採取業 | 1.3% | 2.7% |
小売業 | 4.8% | 3.9% |
情報通信業 | 6.1% | 3.7% |
生活関連サービス業、娯楽業 | 7.6% | 4.5% |
製造業 | 1.9% | 2.7% |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 6.3% | 3.9% |
不動産業、物品賃貸業 | 6.2% | 3.2% |
複合サービス事業 | 0.9% | 0.9% |
全産業 | 5.1% | 3.3% |
一般的に、飲食店の3年以内の廃業率は約70%、5年以内は約80%、10年では90%と言われる厳しい業界です。
脱サラをして蕎麦屋、飲食店を健全に経営して行くという事は、かなり難易度の高い事をやろうとしているという事実をまず知っておく必要があります。
脱サラして始めた蕎麦屋はなぜ失敗するのか?
では、脱サラして開業した蕎麦屋はなぜ失敗するのか?
その本丸である失敗理由に迫りましょう。
蕎麦屋に限った話ではありませんが、ビジネスが上手く進まないのには必ず理由があります。
以下に蕎麦屋が失敗してしまう理由を7つほど提示します。
【脱サラして始めた蕎麦屋が失敗してしまう理由】
失敗理由1:脱サラ後に蕎麦屋を始めるから
失敗理由2:初期投資額が大きい
失敗理由3:固定費が発生する
失敗理由4:需要の見通しが甘い
失敗理由5:こだわりがあれば売れると勘違いしている
失敗理由6:そばが打てる=美味いそばではない
失敗理由7:手打ちは体力勝負
それぞれの失敗理由について、解説します。
失敗理由1:脱サラ後に蕎麦屋を始めるから
脱サラ後に蕎麦屋を始める事の何が問題なのかというと、会社からの給料は無くなり収入源が断たれるからです。
日々の生活の基盤となる資金も、蕎麦屋を運営してゆく為の資金も、これまで蓄えた貯金頼みになります。
数千万円といった潤沢な手元資金があれば何とかなるのかも知れませんが、そのレベルの資金を潤沢に用意できる方は中々居ません。
脱サラ後に蕎麦屋を始めると、以下の様な問題に直面することになります。
・十分な利益はしばらくは見込めそうに無い
・貯金だけで生活するのは期限的な限界がある
・蕎麦屋のランニングコストで貯金がどんどん目減りする
・課題に対する改善が上手くいかない(集客、利益率の改善など)
もし仮にプロ級の腕前でそばが打てるという自信があったとしても、飲食店経営はずぶの素人です。
貯金が尽きる前に利益がさせるように改善する必要がありますが、その具体的な改善施策が明確にイメージ出来る人は多くないはずです。
蕎麦屋のビジネスが失敗すれば、生活も一緒に破綻する。
それはリスクが高くないですか?
市場には同業のチェーン店やライバルも居ます。
もちろん、彼等はプロです。
安くて旨い蕎麦を作ります。
そして毎月新商品を開発し、マーケティング施策でお客を集めます。
その状況下で素人に毛が生えた程度の蕎麦屋が、十分な利益を出せるようになるのに一体何年かかるでしょう?
しかも、店舗が赤字だとランニングコストも全て貯金から支払わねばならず、貯金額はどんどん目減りします。
そんな状態では、何処かのタイミングで資金が底を尽き、悲劇を迎える事くらい容易に想像がつきますよね。
そこに勝負を仕掛けに行くのだとすれば、あまりにも丸腰すぎやしませんか?
何とかなる・・というポジティブな考え方は大切ですが、無策・無謀なのはただ爆死するだけです。
解決策の案
安全に脱サラしてビジネスを始めたいのであれば、
給料を貰いながら、副業状態でビジネスを開始しテストを行う
事を強くお勧めします。
会社に勤めている状態であれば給料が貰えます。
給料があれば生活基盤は揺るがす事無く、毎月の給料の余剰分+貯金を使ってビジネスにトライすることが出来ます。
もしビジネスに失敗したとしても、生活基盤は崩れません。
ビジネスを畳めば済む話です。
誰にも迷惑は掛かりません。
ご自身は色々と忙しいかと思いますが、でも、それだけで済みます。
収入源が確保されていれば、次なるビジネスにトライする事も出来ます。
つまり、確実な収入源を確保しつつ脱サラに向けて起業するという、”リスクの無いビジネスの始め方”が最適です。
失敗理由2:初期投資額が大きい
飲食店を始めとした店舗型のビジネスは、店舗となる箱を用意しなければビジネスが成り立ちません。
その為、開業時の初期投資が大きくなりがちです。
自宅を改装して・・という方法もありますが、それでもそれなりの金額が出て行くことになるでしょう。
勝てる見込みのある勝負なら、それだけの初期投資も理解出来ます。
しかし、一か八か・・希望的観測のみで数百万、数千万といった初期投資をしてしまうのは、かなりリスキーですよね。
銀行からの多額の融資を受けている場合などは、毎月の借金返済も頭をよぎります。
何とか儲けて借金を返済しなければ・・・という気持ちが先行し、正しい判断が出来なくなる可能性もあります。
ビジネスを始めるのに慣れている場合を除き、いくら優秀なサラリーマンだったとしても”自分でビジネスを運営する”のは初心者です。
最初からいきなり大勝負には出ないほうが良いです。
解決策の案
ビジネスは初期投資が大きいものから、小さくて済むものまで各種存在します。
蕎麦屋を始めとする飲食店などは、店舗という箱が必要になるので、居抜きで借りるとしても初期費用が膨らみがちです。
特に初めての起業、脱サラの為にビジネスを始める場合は、
初期投資額が大きくならないビジネスを始める
事を強くお勧めします。
失敗理由3:固定費が発生する
蕎麦屋を始めとした飲食店のビジネスは、比較的大きな固定費が発生します。
店舗の家賃やパート・アルバイト等、毎月必要になる人件費ですね。
シンプルにランニングコストだと考えてOKです。
蕎麦屋としての売り上げが無い、もしくは少ない場合は、こうした固定費などのコスト部分の支払いは、全て持ち出しになります。
今月5万円の売上しか無いのに、20万円の固定費が発生するのであれば、15万円の赤字。
赤字なんて気分悪いですよね。
しかし、その赤字が毎月発生するわけですから、気分が悪いどころの話じゃありません。
時間が過ぎれば過ぎるほど、資金はどんどん目減りします。
ビジネスを継続出来るかどうか、今の暮らしを続けられるのかどうかの危機です。
解決策の案
あなたが、別で収入源をしっかり確保しているとか、1年や2年赤字でも耐える事の出来る資金的な体力を持っている実業家なら問題ありません。
しかし、サラリーマンを辞めてビジネスの世界に飛び込んだビジネス初心者なのであれば、赤字状態でも毎月発生し続ける固定費は大きな問題です。
賃料が発生し、複数人が居なければオペレーション出来ない店舗ビジネスは、高額な固定費が発生しがちです。
しかし、ビジネスの中には、人を雇う事無く一人でも出来る小規模事業向けのものもあります。
まずは固定費が数千円/月レベルで済むビジネスから始める
そして、ビジネスが順調に動き出して利益が確実に出せるようになった時、やりたかったビジネスをやってみるという方向で考えてみても良いと思います。
まずは脱サラをする、という本来の目的にフォーカスし安全に脱サラ出来るビジネスを探す事を事を強くお勧めします。
失敗理由4:需要の見通しが甘い
お店を開業した場所に蕎麦の需要がどのくらいあるか?
分からない、知らない状態で開業してしまった可能性があります。
需要があればお店に人は入りますし、需要がなければいくら美味しい蕎麦でも誰も食べに来ません。
需要のない所には、何を供給しても無意味です。
解決策の案
需要の見通しはプロと一緒に確実に実行したほうが良いですね。
特に初期費用を掛け固定費の発生するビジネスをするなら、失敗が許されないので尚更です。
需要の有無を事前に確認する
事を強くお勧めします。
それでもはっきりとは分からないし、分かったとしても想定通りには中々行かない事が想定されます。
失敗理由5:こだわりがあれば売れると勘違いしている
どちらかというとマインド的な要素になりますが、良い物を作れば売れるという幻想に囚われていると失敗します。
”美味しい蕎麦さえ作れば繁盛するはず”
そのようなお考えの方は、”物づくりの国ニッポン”だったハズの日本が”良い物を作れば売れるはず”と信じて疑わなかった結果、衰退した今の物づくり産業の惨状をとくとご覧になってください。
モノが足りなかった昭和の時代ならいざ知らず、今はモノや情報が溢れている令和です。
いくら良いそば粉と水を使い美味しい蕎麦を提供したとしても、その店がある事が知られなければ、お客さんでお店が一杯になる事はありません。
解決策の案
繁盛する蕎麦屋へと成長させるためには、美味い蕎麦を作る技術だけでなく、集客するというマーケティングのスキルが必要です。
そこに”美味しい”蕎麦屋があるという事を、積極的に知らせて行かねばお客さんは入ってきません。
ライバルの蕎麦屋が同一商圏内にあれば、差別化して”この蕎麦屋で食べたい”と思って貰う為の訴求も行う必要があります。
蕎麦打ち職人では無くて、課題を解決し事業を円滑に運営する経営者
になる事を強くお勧めします。
失敗理由6:そばが打てる=美味いそばではない
脱サラして蕎麦屋をやりたいという人は、こだわりの麺作りをよく研究されておられます。
それ自体はとても良いと思いますが、蕎麦は麺だけで食べるものではありません。
出汁やつゆが必要です。
麺と出汁・つゆが合わさった時にはじめて、美味しいお蕎麦として完成します。
サラリーマン時代に休日を受かって練習して、少し美味しい蕎麦が打てたとて、美味しい出汁やつゆを作れなければ、美味しいお蕎麦をお客さんに提供出来るようにはならないのです。
休日に打った蕎麦を家族や友人、ご近所に振る舞った時、「美味しい」と皆が褒めてくれるでしょう。
だけどそれは、「素人が打ったにしては美味しい」という事への褒め言葉だと理解しておかねばなりません。
解決策の案
お蕎麦を提供する際に、サラリーマンをやりながら独学で学び、素人よりは美味しい蕎麦を作れるようになりました・・では、人はお金を出して食べてはくれません。
周辺に存在するプロが経営する競合店舗と比較して美味しいかどうか?食べたいかどうか?という、客観的な視点が必要です。
頑張って習得したから・・という主観論は判断を間違わせます。
お金を出してわざわざ食べに行くほど美味しい蕎麦か?
という最も大切な商品の価値を客観的に評価し、判断を間違えないようにしましょう。
失敗理由7:手打ちは体力勝負
手打ちで蕎麦を提供するとして、趣味で作る量ではなくビジネスとして1日数十杯、百数十杯を提供するだけの蕎麦を手打ち出来る体力はありますか?
よく考えたら、10人分の蕎麦を打ったらそれでもうヘトヘト・・なんて状態では、とても店舗で提供で切るだけの蕎麦を打つ事は不可能です。
仮にまだ若い今は可能だとしても、この先5年、10年と時間が経過すれば、身体も無理が効かなくなります。
1日最低でも数十食、多いときには百数十食を毎日提供するだけの蕎麦を手打ちする体力はありますか?
その現実と向き合い対策を講じておかねば、いずれ立ちゆかなくなります。
解決策の案
将来的に機械を導入するのか、麺を仕入れるのか?
若手を雇い蕎麦を打って貰うにしても、それにはコストが必要です。
競合に負けないお蕎麦の品質を維持しつつ、コストとのバランスも考慮し無ければなりません。
ご自身が麺を打てなくなった時の事を考慮しておく
必要がありますよね。
お店をオープンしてみたら、実は10人前しか打てなかった・・なんていうのは笑えない冗談ですけど、しっかりと計画を立てておくことをお勧めします。
リアルビジネスはリスクが大きい
”脱サラして蕎麦屋をするとなぜ失敗するのか?”を理由をベースに解決策を提示しました。
こうして1つずつ分解して確認すると、失敗してしまう本質的な理由が明確に分かりませんか?
その本質的な理由とは
リスクが大きい
という事。
判明したリスクを列挙すると、
・会社退職によって収入源が無くなる
・大きな金額を初期投資しなければならない
・毎月大きな固定費が発生する
・職人ではなく経営者になる必要がある
・減衰する体力との戦い
となります。
全くのノーリスクで起業出来るなんて事はありませんが、素人が新しいジャンルのビジネスを始めると考えた場合、上記で挙げたこれらの問題は、あまりにも大きなリスクだと思いませんか?
これは蕎麦屋に限ったことではありませんが、リアル店舗などでビジネスを始める場合は、初期投資や固定費が大きくなる傾向があるので、リスクは大きくなる傾向があります。
リスクの大きさを把握しておく
ビジネスを始める前に、始めようとしているビジネスにどのくらいの大きさのリスクがあるのか?は、必ず把握しておきましょう。
リスクの最大値は、そのビジネスが上手くいかなくなった時に、”ワーストケース”(最悪のケース)としてどうなるのか?を考える事で把握出来ます。
安全に脱サラをするという事を第一に考えた場合、ワーストケースに余裕で耐える事が出来ないのであれば、そのプランは改善の余地があります。
例えば、初期費用500万ほど使って店舗を改修し、お店をオープン。
固定費50万で1年間運営したとすると、固定費だけでも600万必要。
万が一、月々の赤字額に耐えきれなくなって1年で閉店・・・なんて事になった場合、店舗を改修するのに使用した500万の初期投資分は改修出来ませんし、固定費も無駄に。
しかもそれだけでは終わりません。
店舗を原状回復する費用が必要になりますし、店舗の賃貸契約が2年の場合は、期限満了前の解約は違約金の請求対象になる場合があります。
ビジネスが当たれば稼げるのかも知れませんけど、これだけのリスクを負って蕎麦屋を始める必要があるのか?
競合店舗から奪わなければならないお客さんを、集客する為の施策はあるのか?そして出来るのか?
これまでサラリーマンをしていて、飲食店業界も知らなければ、ビジネスそのものも初心者であれば間違い無く、何も出来ないまま蕎麦屋を廃業することになるのは明白ですよね。
やりたい事で稼げるとは限らない
老後の時間つぶしに利益度外視で蕎麦屋を営む。
大丈夫、資金も時間も十分にあるから。
それならば別黒字じゃ無くても構いません。
やりましょう、蕎麦屋。
しかし、より大きな収入を得る事が目的だったり、時間的な自由を得るために脱サラをする場合は、”蕎麦屋をやりたい”というあなたの意志はどれほどの優先度があると思いますか?
目的は「稼げるビジネスを始めて脱サラする」事。
なのであれば、脱サラをする為に行うべきビジネスは、蕎麦屋が前提では無くなります。
初期投資や固定費が安くて利益の出しやすいビジネスであるべきです。
”蕎麦屋をやりたい”、というのは、並々ならぬこだわりの結果出てきた答えなのでしょう。
それは痛いほど分かります。
しかし、それでは目的からズレるのです。
どちらなのか?
まずはしっかりと答えを出しておくべきなのです。
正解はありません。
これは個人の価値観の問題ですから。
ちなみに僕の場合は「稼げるビジネスをやりたい」というのが前提にありますので、利益の出しやすいビジネスを行って、稼ぐ事が出来るようにストレートに行動していました。
それでも蕎麦屋を開業したいなら
それでも・・・リスクが大きくても、例え成功出来ないかも知れなくても、絶対に蕎麦屋がいい!
蕎麦屋じゃなヤダ!
なんていう駄々っ子さんは以下を参考にして頂ければと思います。
蕎麦屋として脱サラする成功確率は格段に上げる事が出来るし、なおかつ大儲け出来る可能性があります。
1.アメリカやヨーロッパ、タイやインドネシアで日本食の蕎麦にこだわったレストランとして開業する。
2.インバウンド狙いで築地で蕎麦屋を開業する。
3.蕎麦屋×立ち食い、蕎麦屋×移動販売みたいな掛け合わせで需要を創出する(それを海外に持って行く、でもOK。ただし海外文化はよく検証すること)
海外展開については今は円安ですし、材料など日本からこだわりのものを仕入れて提供すれば、価格優位性も保てるように感じます。
3年~5年で撤退する前提でプランを立てておき、無理なく延長できる素地があれば延長して利益を更に大きくしてゆくというような戦略を採ると無理なく脱サラできるし大きな利益が抱けるように思います。
ですが、海外展開という点はノウハウも必要だし、それなりの資金力も必要で、自宅をちょっと改装して・・みたいなレベルとはリスクの大きさが桁違いになります。
あくまで、それでも蕎麦屋をやりたい・・という人向けである点をご理解頂ければ。
まとめ
脱サラして蕎麦屋を始める人はなぜ失敗するのか?
しっかりとその理由をお伝えしてきました。
これまでサラリーマンとして過ごしてきたビジネス初心者が、いきなりリスクの大きいリアルビジネスを始めると失敗する可能性が極めて高いです。
この記事を見て頂いた皆さんは、そういったリスクの高いビジネスを始めてしまって有限な時間を無駄にすることの無いようにしてください。
もちろん、失敗は成功への貴重な経験です。
しかし、考えれば分かることを経験してしまって数年、十数年と無駄にしてしまうことはちょっともったいないです。
同じ経験をするなら、もっと貴重なそして価値の高い経験をしましょう。
その為には、目的を明確にして目的を果たすためのビジネスを行う事です。
では、この辺で!