ZOHO SelesIQで来訪者がライブ表示されず、合計10時間位費やしてその原因を確認出来たので、シェアします。
結論
ZOHO SelesIQのプライバシー設定が原因で、ライブ表示が出来なかった事を突き止めました。
SalesIQの設定画面ヘと移動し、「ブランド→該当ブランドを選択→設定→プライバシータブ」と遷移。
プライバシータブ内の最上段にある「WebサイトでのGDPR同意バナーの表示」をオフにする。
たったこれだけ。
つまり、クッキーを保存するよ!という同意が取れないので匿名だとしても、匿名だとしてもクッキーを保存して個人を識別することが出来ない。だからライブ表示が行なわれない、ということになるのだ、という事なのだと考えられます。
実はこれ、ZOHO PageSenseでも同じ事象が発生します。プライバシー設定を適切な形にしないと、「来訪者の計測が行なわれない!?」という事態に見舞われます。(まさに私です。)
状況
自社のHPにZoho SelesIQを導入しましたが、チャットウィンドウは表示されて機能をしている事が確認できたものの、HPへのアクセス状況を示すライブ表示(Googleアナリティクスのリアルタイムと同じ様な機能)が行なわれずに「なぜ?どうして?」という状況になりました。
手動、AI問わずネットで情報を検索しまくり、ChatGPTやGeminiにも聞きまくり、そしてZOHOのヘルプページやナレッジページを見まくったのですが、答えを得る事は出来ず。
情報が無いのであれば、試して解決策を見つけるしかありません。
当社のホームページはワードプレスで作成し、Swellというテーマを使っているのですが、何度も高度な設定メニューを開いてスクリプトを書いたり消したり。実はコードを挿入する場所が違うのか?なんて考えたりして、指定とは別の場所にインストールしてみたり。
もしかしたら、Swellの高速化設定にあるキャッシュや遅延読み込みの設定によって上手くいかないのかも・・・と考えて、設定の組み合わせを何度も変えたりして何度となくテストをしたり。
チャットウィンドウは上手く動いているので、コードのインストール自体は上手くいっているようだ、と判断は出来たものの、ライブ表示のOn/Offやそれに関係する機能の設定が見つけられず、自社のホームページとは別のテストサイトを使ってテストをしてみても、同じ状況が起こることを確認しました。
気付き
実はSelesIQでの対処はあきらめ、PageSenseで来訪者の記録が出来ないことの対処をしていた時に、ある気付きが解決への糸口になりました。
ウェブサイトに訪問した際、以下のようなプライバシー設定の同意バナーを見たことありませんか?
作成したテストサイトに自分でアクセスをしながら、PageSenseで記録がされるかどうかをチェックしていました。
初回のアクセスなのでこのバナーが画面最下段に表示されます。
アクセス後には何の反応も示していなかったPageSenseが、「同意します」ボタンを押した直後、カウントアップされたのです。(PageSense側で画面の更新が必要)
そこで気づきました。「もしかしたら、SelesIQも同じ理屈なのかも知れない」と。確か、プライバシーの設定があったような気がする・・・と感じたので、SalesIQの画面を開き、GDPR同意バナー設定をオフにしたところ、ライブ表示もされるようになりました。
まとめ
分かってしまえば、「まぁ、そうかもな」的な話なのですが、知らなきゃ実現出来ないので、情報って大切だよな、という事を改めて実感する出来事でした。
誰かのお役に立てれば幸いです。